【お客様の声】「設計部門がリモート管理!?」代表 柴 修一郎 氏が仕掛ける施工管理DXがすごい

  • Log Walk
  • Log Meet

今回は、茨城県下妻市に本社を構える株式会社 柴 木材店 代表の柴 修一郎様、営業部長・安全管理責任者の柴 雄二様、設計・コーディネーターの柴 佳織様、中島様へインタビューをさせていただきました。

現場監督の課題

従来の現場管理手法の労働集約型経営では、頭打ち感を感じる
監督や設計担当のスキルアップ方法に頭打ち感がある
現場パトロールを徹底したいが、現実的に全棟を定期的にチェック出来ない

現状と効果

リモート施工管理による、飛躍的な生産性向上
担当設計が遠隔現場チェックすることにより、図面精度の向上やスキルUP、品質の向上に繋がった
全棟を会社ルールで決めたタイミングで、遠隔安全パトロールを実施。安全美化が飛躍的に向上

ー 本日はありがとうございます!まず初めに、普段どのような業務をしておりますか?

○柴社長
弊社は、創業57年の木造注文住宅をメイン事業の会社です。
柴木材店は、その名の通り、材木屋からスタートした工務店です。主な業務が建築業に移行した今でも、昔のままの社名を名乗っています。それは、木の家づくりに誇りを持ち続けていたいと願うから。私たちの木材倉庫には、地元八溝はもちろん全国の林産地から良質な木がたくさん集まってきます。これらの木々の持ち味を活かした木の家づくりに、柴木材店は真摯に取り組んでいます。

○柴 雄二様
建築会社のキャリアは、今年で24年です。
最初は現場管理者をしており、今は営業を担当しています。
また、安全管理の責任者をしておりますので、現場美化のマニュアル化や安全パトロールを実施しています。
今日もですが、Log WalkのVR現場空間を見ながら、全棟の安全パトロールをオフィスからリモートで行います。

○中島様
設計部に所属していて、お客様との打ち合わせや、要望から図面修正、見積書の作成を担当しています
現場との関わりで言うと、本社ルールで用意してあるマニュアルやチェックシートを使用して、log buildさんのアプリを使用して大工さんとビデオ通話を使いながら現場チェックをしています。

○柴 佳織様
入社は、今年で9年目です。最初は、広報部でお客様が喜ぶようなマーケティングを日々考えて、集客活動を担当していました。
今では、設計部で中島さんと同じく、図面作成や見積書の作成、リモートチェックを担当しています。

ー Log Systemの導入のきっかけは、どういった事でしょうか?

○柴社長
log buildさんのような、現場管理の生産性を高めるリモート現場管理プラットフォームが、ある事を知りませんでした。t
どうしても会社を経営していると、「人の手が足りない時がある・効率化をはかりたい」という労働集約型経営では、頭打ち感を感じる時があります。
しかし、今の時代は、技術が発展しており、リモートで現場管理支援が実施出来ます。
「行くタスク・行かないタスク」を会社ルールで決定し、生産性の高いハイブリッド型の管理体制が実現出来ています。
弊社では、計10回の第三者検査を入れているのですが、毎回現場に出向いて実施する内容で、それが当たり前と思っていたのですが、遠隔で現場チェックが出来るという発想が目から鱗でした。
もちろん現場での検査は無くしてはいけませんが、遠隔で実施してもVR現場空間でまるで現場にいるかのようにチェックが出来る、そして、タイムリーなチェックは、ビデオ通話アプリを使用する。こういった遠隔管理システムを取り入れたことで、生産性が飛躍的に向上しましたね。

ー リモート現場チェックの担当は、社内でどのような基準で選定したのでしょうか?

○柴社長
設計ってどうしても、自身で図面にした現場の施工中状況を、なかなか普段の業務の合間で見にいけないじゃないですか。
「設計は、図面のスペシャリストであり、施工は監督が管理する。」という体制がほとんどの会社ですが、設計がもし現場と深く関わっていけるとなると、大きなスキルアップになると思い、今回設計部がリモート現場チェックをするセクションにしました。
結果、図面のどこをどのような表現にすれば、現場が更に円滑になるのかをダイレクトに知ることが出来るようなり、設計部門のレベルアップが飛躍的に向上しました。
また、設計が現場チェックをして、現場側の困っていることを肌身で感じるので、図面を書く責任感も大きくなったと思います。
図面のスペシャリストでありながら、施工チェックも実施している設計って、業界的にそんなに多くないなかで、どちらにも関われる”やりがい”があると思いますね。

○中島様
実際、自分が書いた図面を指摘してくれる監督や職人さんは少ないと思います。図面での細かい指示が無くても、現場の様子を見ながらベストな方法で納めてくれるんです。
ただ、そのままでは設計部門の改善にならないという課題を感じていました。
今では、Log Meetで職人さんと遠隔チェックをすると、職人さんから「ここ、こうしたいよ。これは、こうした方が上手く納まるよ。この図面だと、ちょっと分からないなぁ?」など、意見をダイレクトに知ることが出来て、その情報を設計部内で情報共有することにより、カイゼン活動が出来るようになりました。
結果的に、図面精度の向上、図面記載内容の向上、施工品質の向上、施工工期の短縮など、多くの効果を創出していると思います。

○柴 佳織様
中島さんと同じく、設計担当として直接職人さんと施工チェックが出来るので、自身の図面のカイゼンに役立っています。
遠隔で出来るので、自分自身の業務を変更せずに、オフィスにいながら現場チェックが出来るので、Log Systemのサービスの良さを感じています。

○柴社長
設計が現場管理に介入することにより、設計視点での現場改善のデータベースが会社に蓄積され、会社マニュアルの進化が可能です。
こう言った取り組みは、Log Systemのような、VR現場空間とオンラインのビデオ通話サービスの両方が無いと叶えられないですね。

ー 『DX化』に向けた会社や事業の方向性があれが教えてください。

○柴社長
20年前くらいに社長として赴任してきた時に、当時は紙とエクセルでの管理でした。
建築は、「引き渡してからが大事」と言う中で、引き渡したお客様がどういった経歴を持っているのか、データベースが整っていなかったのです。
地域のボランティアに行くと、「昔、柴さんに建ててもらったんですよ?」など言われることも少なくなく、「どのようなお客様なのか把握しておかないといけない。」と思い、メモと名刺を持って会社の書庫に駆けつけるなんて事もありました。
「これは、デジタル化しないと大変だ」と思い、システムを構築しました。
システムの設計図を考え、当時で何百万円か使用して顧客管理をデータベース化しました。
その後、自社サーバーでは、有事の際に困ると言うことで、クラウド化を検討し、ダイテックさんの基幹システムと現場管理ソフトの現場Plusを導入。今では、現場PlusとLog SystemがAPI連携しているので、会社のDX化がスムーズに進んでいます。

ー Log Systemによって変わったことを教えてください。

○柴 雄二様
今まで、毎月2名体制で現場パトロールを実施していましたが、もちろん全ての現場に行くことは現実的では無く、社内ルールを決めて、重要なタイミングの工程で行っていました。
今では、安全パトロールをLog Walkにより、DX化しました。移動レスで全現場を定期的に安全パトロールが出来るので「もっと早く知っていれば、どんなに効率的だったか」と思いますね。
今日も、インタビューが終わったら、サッと現場パトロールするんですよ。

○中島様
Log Meetについては、先ほど話したように、設計として現場チェックを実施することにより、自分自身のスキルアップも、もちろんそうですが、会社の仕組みをカイゼン出来ていて、メリットを感じていますね。
Log Walkについては、全物件の施工中VRデータを確認できて、終わった物件もクラウドで見に行けるので、デザインの勉強に役立てています。
また、弊社では、造作家具の建築もしており、意匠図、標準図、詳細図の精度向上にも非常に役立っています。
「どのような図面をかけば、デザインが良くなるのか、現場で上手く納まるのか」と日々Log Walkで現場空間を見ながら、設計部では日々楽しく議論していて、本当にLog Walkがあって良かったな!と思いますね♪

○柴 佳織様
Log Meetによるチェックは、先ほどお話ししたように、自分自身もそうですが、設計部全体のレベルアップになっています。自分が担当した設計図が、どのような施工になり、次回からどのように記載内容を追加すれば、職人さんが建築しやすくなるのか、齟齬が無くなるのかが、とても進化しました。
Log Walkでは、完成した写真を見て、他のスタッフの建築を学ぶのはもちろん、どのように施工がされたのかタイムマシーンのように過去に遡れるので、とても良い教材になっています。
設計ってなかなか現場に行けないと思いますが、Log Walkなら日々全ての現場状況をデスクから確認できるので、もう手放せないツールになっていますね!

ー 職人さんの変化はどうですか?

○田村様
当初は余計な仕事が増えるというネガティブなイメージを持った職人(主に大工)さんも多かったというのが正直なところです。
但し、慣れてくると、週に2回のVR撮影も当たり前になりました。写真を、我々社員だけではなく、お客様がご覧になり、そのことを非常に喜んでくれるお客様が多いということを知って、撮影のモチベーションが上がった大工さんも多かったです。
また、自分の仕事を定期的にVR記録することで、仕事の確かさを残すだけでなく、大工さん自身の自己防衛にもなる(図面通りの施工を行っている)ことにつながっていることも、撮影が定着した要因かもしれないですね。

ー マネージャー観点では、どうですか?

○箱守様
外部の10回検査及び、Log Meetを使った遠隔検査を経ているというだけでも、施工に対して安心感を持てますが、会社が進めている全ての物件に出向くことなく、現場の状況をほぼタイムリーにVR現場空間を見て確認できるので、進捗状況や異変にも気づくことができます。徹底してチェックしているので、異変はほとんどないですけどね!

 

 

ー 第三者検査とリモートチェックの併用ですが、どのようなお考えで分けていますか?

○柴社長
第三者検査は、構造躯体に関わる部分を現場で検査する目的で使用しています。
Log Meetによるチェックは、自分たちでチェックしたい内容やチェックしたいタイミングを自由に選択できるので、ちょっとしたことでもルール化して、全棟チェックが出来る自由度を感じますね。
サッシの納品確認や、下地のチェック、造作関係の確認など、お客様との打ち合わせした内容が反映しているのか、設計部としてチェックするので、「後から気がついてぶっ壊し!」のような大きなミスはほとんど無くなりましたね。

ー log buildからのサポートはいかがですか?

○柴社長
どんなに良いサービスでも、会社のワークフローまで落とし込むのが一番の肝だと思うんですね。
log buildさんは、定期的にミーティングを開催して、お節介をしてくれるので、非常に助かりまりました。
どうしても忙しい日々の中で、組織を変えようと想いとは裏腹に時間だけは過ぎていく。そんな中、「log buildさんとの打ち合わせがもうすぐだ。しっかり発表したいから準備するぞー!」と定例会が良い区切りになっていました。
全体工程表やチェックリストなど、徹底的なマニュアル化が進みましたね。

 

ー どのような人、または会社にこのサービスを紹介したいですか?

○柴 雄二様
営業的な立場として、お客様へのマーケティングツールとして非常に役立っています。圧倒的な他社との差別化になるので、全ての会社が採用して後悔が無いと思います。
例えば、営業段階で、お客様へVR現場空間で、施工中から完成時まで見せることにより、お客様へ自社の強みを伝える事が出来る。
さらに、施工中は毎週一回VRデータが、工事報告として届くという点は、非常にお客様の心を掴んでいますね。
他社が取り組んでいない「お客様に安心感を与える差別化」って、なかなか会社の特徴が無いと出来ない事ですが、Log Walkなら、工事報告を360度のVRで実施するだけなので、手軽で良いですね。
毎週続けて実施していて、地鎮祭の写真から完成まで送り続けるって、「この会社って、本当に真面目な会社なんだな」と思ってもらえますよ!

○中島様
設計セクションって、どうしても現場に行く機会がなかなか無い中で、完成物件は見に行く事が多いと思いますが、進行中の状況ってなかなか分からないじゃないですか。
施工中物件を、まるで現場にいるかのように確認できるLog Walkって、すごいですよね。
また、自分で設計図面を担当した物件のチェックをリモートで出来るとなると、しっかり施工チェックが出来て、次の自分の仕事のノウハウとなる。さらに、設計部門全体で、徹底的にマニュアル化をしていく事ができる。
全ての設計業務にあたる人にオススメです!

○柴 佳織様
中島さんと同じく、全ての設計業務にあたる人にとって、良いサービスですね。もちろん、インテリアコーディネーターにとっても役立ちます。
Log Systemを使う事によって、自分の設計図面の改善ポイントに毎回新しい気付きがあるって、スキルアップが本当に早くなったと思っています。
自分の描いた図面が、どのように施工されているのか、全て記録されているという点でも、自分の仕事のやりがいにもなっています♪

○柴社長
地域に根ざして、しっかり経営している工務店に勧めたいですね。
「DX」と言いながら、デジタルを入れるだけで終わって勿体無い会社さんも、少なくないと思います。
log buildさんのサービスは、現場管理の生産性を飛躍的に向上してくれ、さらに、顧客満足度を向上してくれる。
「こんなにしっかりやってくれる工務店さんなんだな」とお客様に分かっていただける。
360度のVR現場空間を施主に共有し、現場管理者以外の設計部が現場チェックに介入する。言葉以上に説得力を持たせることが可能です。
工務店を経営する中で、「DXをやらない」という選択肢は、もう無いと思うんですね。
デジタルを入れて、業務フローを変革し、お客様満足度を向上し、会社のブランディングを強くする。
そういった中で、遠隔施工管理のDX化は、すべての経営者に「先立って始めた方が良い」と伝えたいですね。

柴社長、柴 雄二様、柴 佳織様、中島様、田村様、箱守様、本日は、ご多忙にもかかわらず貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします!

ー中島様の業務の様子

 
 

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