今回は、栃木県足利市に本社を構えて新築を年間50棟建築している東建ビルダー 石倉様と小澤様へインタビューをさせていただきました。
現場監督の課題
少数人数で、多棟管理のために移動時間を削減したい
契約不適合責任に向けて、しっかり現場写真を全て保管したい
決められたタイミングで、マイルストーン管理をしたい
現状と効果
360度のデジタル空間と全棟同一基準での遠隔チェックで、現場品質記録が徹底できた
遠隔ICTにより、移動時間を削減。監督は、より前工程の業務に集中できるようになった
VR空間の施主共有により、顧客満足度向上に。ロイヤルカスタマー戦略へ貢献
ーまず初めに、会社について教えてください。
○石倉様
栃木県足利市を拠点に事業を展開しており、元々は内装業をメインですが、住宅やリフォームも手掛けています。新築住宅は年間で40〜50棟となります。
ー普段どのような業務をしていますか?簡単に教えてください。
○小澤様
Log Systemを使って、遠隔で品質管理や安全管理をしています。Log Meet(ビデオ通話)では、職人さんと遠隔検査を実施し、Log Walk(VR)では、お客様へ毎週施工報告や現場の5S活動を遠隔で実施しています。元々は、総務部で10年くらいキャリアを歩んできており、仕入や発注、労務・外注業務を実施してきました。
○石倉様
新築の現場管理マネージャーをしています。新築、リフォーム、アフターの現場管理を並行しながら、新築の現場を常時5~10棟見ています。キャリアは、13年くらいです。
ーLog Systemの導入のきっかけは?
○石倉様
私の上司が探してくれました。会社として2021年頃からDX化を推進する方針のなか、施工管理部門でもDX化を検討。様々な施工管理アプリの説明を受ける中で、「これは、自社に合うのか?」と疑問に感じていました。
そんな中で、「こんなのどうだ?」と上司が持ってきてくれて、面白そうだと思い話を聞いてみました。
当時の改善したかった事業課題は、現場監督の人数が少ない中で、多棟管理の必要があり、まず移動時間は勿体無いから無くしたい。さらに、契約不適合責任などもある中で、現場記録を会社としてしっかり実施していきたかった。そんな、課題を解決するためには、Log Systemが最適と会社として判断しました。
ーLog Systemによって変わったことを教えてください。
○石倉様
現場状況を定期的に360度VR空間で記録するので、職人側は良いプレッシャーの中で仕事をしてくれていると思います。断熱の入れ方一つでも、監督だけではなく、関わる協力業者含めて多くの方に見られ、記録も残るので、施工に良い緊張感がありますね。大工さんの中には、以前は現場美化観点で少し問題のあった方も、しっかり現場美化を整えてから360度VRを撮影してくれるようになり、本当に変化を感じます。
ーLog Meetによる遠隔検査は、どうですか?
○石倉様
例えば、ジャストなタイミングでいけない施工チェックでも小澤さんが繋いで記録を残してくれるので、非常に助かっています。土台や型枠検査など、ピンポイントで見ないといけない部分は、業界的にジャストなタイミングでの確認は難しい。そこにLog Meetを使用する事で、遠隔立会いが可能となり、全棟で検査実施ができています。
○小澤様
総務部で仕事をしており、何も分からない状態で始めましたが、今まで処理してきた仕事の繋がりを学べて自己成長につながっています。「ああ、現場ではこうやって実践されているんだなぁ〜」と感じたりもしますね!
業務に慣れてきた今では、全棟で同じタイミングで、同じチェックを実施しているので、職人さんによる違いが判断出来るようになりました。現場の美化や、施工品質など、職人さんによる違いを会社へ報告したり、今までと違った楽しさを感じて仕事をしています。 元々、人と話すことが好きな方で、総務の時より人とのコミュニケーションが出来るので、職人さんとのやりとりはとっても楽しいです。自分の気づきを監督に伝えることで、少しでも現場管理に役立っていると感じれるので、やりがいもありますよ!標準図や施工図との違いを見つけることが私の役目で、職人さんに「これは、標準図だと◯◯mm以内で施工基準を満たすので、是正をお願いしますね。」など、私の言葉というより会社のルールや基準でチェックが出来るので、職人さんからも「しっかり小澤さんにチェックしてもらえて助かるわぁ〜」と喜んでもらえていて嬉しいです!
○石倉様
小澤さんからのフィードバックや検査日程調整が、とっても助かっています。監督って、忙しい中で、物件の工程を正しく整理できていない時もあるじゃないですか。検査がいつあって、現場がどうだったのかフィードバックがもらえるので、現場管理において、とっても安心感があります。あと、現場監督って本当に考えることや、やらないといけないタスクが多いじゃないですか。そんな中、タイミング良く現場にいけない時もあるし、会社にいながら図面チェックや見積もりチェック、受発注をしないといけない。さらに品質を管理って、まさに、綱渡り状態です。そんな中、小澤さんが、図面や標準図との整合制チェックをしてくれるので、ケアレスミスや、やらかしは、本当に減りましたね。
ー安全美化という観点では、どうですか?
○石倉様
元々会社として強化していた5Sパトロールに遠隔をプラスしています。サッシ施工時や断熱施工時など、会社で決めたタイミングで、360度VR現場空間で安全管理を実施。監督にも見てもらい、職人にもフィードバックして、是正もしてもらいます。今まで、5Sパトロールは、担当者ベースだったのですが、それを会社ルールで同一基準でチェックできている事は、会社の品質や安全向上につながっています。しかも、Log Walkなら、デスクで出来るので時間を気にしなくて良い。会社全体への報告も、VR空間を見ながら報告すれば、リアルな状況を共有できますし。
ー職人とのやりとりはどうでしたか?
○石倉様
初めは大変というお声もあったが、現場のやりかえやぶっ壊しが未然に防げるパターンがあり、職人側もメリットを感じてくれています。例えば、最近では壁紙の貼り方向が間違っていて、通常はクリーニング後に気が付いて、「うわぁ〜やり直しだよ」となる所が防げて、大きなロスになるところを未然に防げましたよ。
ーお施主の反応はいかがでしょうか?
○石倉様
HPにLog Systemによる全体管理体制を打ち出しており、施主へは地鎮祭の際に説明をしているんですが、「すごいですね!最先端の取り組みですね!」とめちゃめちゃ喜んでもらえています。現場に行くことが出来ないお客様や、現場は危ないので見学できない妊婦の方、遠くに離れて暮らす親御さんへの報告など、様々な方の顧客満足度に貢献できていると実感します!また、小澤さんが実施している検査の報告書もお客様に好評です。また、マーケティング観点では、現場を360度VR空間で記録したり、遠隔でチェックする体制は、他社との圧倒的な差別化にもなっています。
ーlog buildからのサポートはいかがですか?
○小澤様
いつも課題や問題をチャットで送らせてもらっているのですが、すぐに対応してくれるので助かっています。定例会も、Log Systemの進化を教えてもらったり、業界の方向性も知ることが出来るので、非常に勉強になっていますし、データ分析をもとに、課題や成果を確認できるので、自社状況に合った振り返りと計画を立てられるので、とても有り難く感じています!
ーどのような人、または会社にこのサービスを紹介したいですか?
○石倉様
着工戸数の減少、働き手の減少、働き方改革への対応、物価高騰など、決して上向きとは言えない建築業界において、必須のシステムです。現場監督が少なくても生産性を高めないといけない中、「何かしなくてはならない」とぼやっと思っている人でも、安心して導入してみてください。自分たちに、小澤さんのような本社同一基準の品質安全担当者がいると、会社として同じ基準で管理してくれる安心感があります。こういった取り組みがあるのと無いのでは、大きく生産性が変わってくると思いますね。
○小澤様
元々総務で、全く違う業種で不安でしたが、マニュアルとかチェックシートがあったので、「とりあえずマニュアル通りにやってみよう!」と、前向きに取り組んできました。最初は、もちろん現場のことが分からないので、「これって正しいのかなぁ。この用語ってどういう意味なんだろう。」などつまずいた時もありましたが、石倉さんや他の現場監督さん、時には職人さんなどにフォローしてもらいながら、3ヶ月程度で業務には慣れました。今では、自分が現場管理にとって必要なポジションであることも感じて、やりがいがありますし、職人さんとのコミュニケーションや日程調整、現場管理のフォローなど、多くの事へ携われていてめっちゃ楽しいです!もちろん、そこには遠隔で出来るサービスがあったからこそだと思います。私にも出来たんですから、総務や事務員の方でも問題無く出来ると思いますよ(笑)
ー小澤様の業務の様子
「暮らしを愉しむをデザインする」
家族や友人が集うリビングをつくりたい、料理が思い切り楽しめるキッチンがほしい…。
新しいお家でどんな暮らしを愉しみたいかは一人ひとり違います。
私たちの役目は、 お客様がどんな暮らしを愉しみたいかを 聞かせていただき、
一棟一棟ていねいに、 愛情を込めて「暮らしを愉しむ」舞台を つくることです。